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009中学受験のすすめ~"試行錯誤"することが考える力を育て、相乗効果をもたらす

こんにちは、アーガス進学会・学びスタジオの奥川悦弘です。
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♥仮説を立て、検証する"算数問題"は教育に最適
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試行錯誤することが、考える力を養います。
試行錯誤は、ものごとを考える時に、誰もが普通に行っていることです。
試行錯誤することが考えるということです。
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自分なりの仮説を立てて、実行してみて、検証する。
いわゆるPDCA(プラン・ドゥ・チェック・アクションプラン)サイクルです。これが試行錯誤です。
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♥何らかの見通しを持った上で試行錯誤することが大事
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例えば、次のような問題を子どもたちは、どう考えるでしょうか。
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1+2+3+4+5+6+7+8+9=?
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もちろん、順番に足していっても、答えは出ます。
けれども、単純に足していく以外にも計算のやり方はないか、と問いかければ、試行錯誤が始まります。
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数式を見て(1・9)(2・8)・・・と足して10になるセットを見つける子どもがいます。
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あるいは1を5-4、9を5+4、2を5-3、8を5+3と考えて、結局5が9つあると考える子どももいるかもしれません。
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または、
  1+2+3+4+5+6+7+8+9
+)9+8+7+6+5+4+3+2+1
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と考えて、10×9÷2=45と答えを出すこともあり得るでしょう。
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いずれの場合も大切なことは、何らかの見通しを持った上で、試行錯誤することであり、これが考えることなのです。
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♥「なぜ?」「どうして?」を投げ出さずに考えられる
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次は、魔法陣の問題です。
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正方形型の9つのマスに、1から9までの数字を一回だけ使い、タテ・ヨコ・ナナメに並ぶ3つの数の和が同じになるように、数字を入れる問題です。
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子どもの頭を動かす、非常に面白い問題です。いろいろな解き方があります。
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♥この問題を考える
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❶どこか端の数字を決めてしまったらどうなる
❷各行各列の和が15になるのは、なぜか
❸真ん中の数か5でなければいけないのは、なぜか
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当てずっぽうではなく、何らかの見通しを立てて、試行錯誤しながら考えていく。
これは算数に限らず、いわゆる理系科目全般に共通する考え方です。
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♥理科への効果
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算数を通じて考える力を身につけた子どもは、
同じ理系科目の理科も自然とわかるようになります。
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物理の分野では、テコ、滑車、バネ、浮力、電気などは、考える力をつけるための良い材料となります。
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生物分野では、それこそ「なぜ?」「どうして?」と不思議に思うことがいくらでもあるでしょう。
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化学や地学でが、考える力を身につけた子どもにとっては、自分で考えるネタの宝庫みたいなものです。
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考える力をしっかり養っておけば、小学校はもちろん、中学校、高校と進んでも、理系は得意科目となります。
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♥物事を筋道立てて考える力は、あらゆる科目に応用できる
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♥国語への効果
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算数の複雑な文章題を解くカギは、まず問題の意味を理解することです。つまり、考える力がつけば、文章を読んで理解することができるようになります。
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文章を読んで理解することは、文章として書かれている情報を整理することです。
もちろん、
算数の文章問題と国語の長文問題を比べれば、文字数は圧倒的に国語の長文問題の方が多くなります。
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しかし、国語の長い文章も、短い文がいくつも集まって構成されています。
だから、一文一文を読んで、書かれている内容を整理していけば、長い文章の理解もしやすくなります。
後は、長い文章に慣れる練習をしていけばいいのですね。
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♥英語への効果
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英語の場合、リスニングとスピーキングに関しては、慣れるための反復練習が必要です。
けれどもリーディングとライティングについては、ものごとを筋道立てて考える力があれば、理解が速くなります。
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なぜなら、英語は日本語よりも、文章の構造は、一定の法則によって決められています。
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基本的な構成を見極めることができれば、後は単語の意味がわかるかどうかです。
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❤︎社会への効果
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社会を学ぶ時に大切なのは、年号や土地の名前、人物などを覚えることですが、
「なぜ?」と「どうして?」から入っていくと、理解しやすく、理解したことなら覚えやすくなります。
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歴史上のほぼすべての出来事は、人によって起こされています。
人が行動する背景には、それも何か歴史的な出来事が起こる際には、必ず理由があるはずです。
であるならば、
その理由を考えることができるはずです。いつ、どこで、何が、どのように起こったのかは歴史的な事実であり、その時、最も大切なのが、誰が「なぜ」そのような行動を起こしたのかです。
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❤︎まとめ
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中学受験の算数の文章問題には、試行錯誤する要素がいっぱい詰まっています
それをを解く子どもたちは、
文章を理解することから始まり、
次に、試行錯誤しながら、
問題に向き合うことになります。
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試行錯誤して問題を考えた結果、
正しい答えを導き出せる場合もあれば、
導き出せない場合もあると思います。
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例え、正しい答えが導き出せなくても、
考える力は、確実についていきます。
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実は、
この"試行錯誤"して学ぶ姿勢が大切なんです。
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この"試行錯誤"することの中に、
たくさんの可能性が詰まっているんですね。