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日本の中高生の読解力は低下している。求められる"読解力"は?

こんにちは、東大阪瓢箪山ある個別塾アーガス進学会東大阪校(学びスタジオ)の奥川悦弘です。
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OECDが実施する国際的な学習到達度調査(PISA)の2018年度調査で、日本の子どもたちの"読解力"が低下しているという結果が出ました。
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今、
日本の中学生・高校生に求められる"読解力"とはなんでしょうか。
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❤︎読解力とは、相手より深く理解できる力
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中高生に大切にしてほしい"読解力"とは、
"相手の言いたいことや気持ちを、相手よりも深く理解できる力"です。
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自分を主張して、相手を論破する力ももちろん必要ですが、
相手を理解する姿勢や力を根本に持つことは、うまく交渉を進める上で大切になります。
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文学作品の作者や、
評論文や意見文の著者、
会話の相手、
目の前にある他者の言いたいことを、何とかしてくみ取ろうとする力が、"読解力"です。
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❤︎"読解力"を鍛えるために取り組みたい読書のコツ
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文章を読むときは、
ただ文字を目で追うのではなくて、
文章を書いた人の想いをイメージしながら読むことです。
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「この人はこういうふうに書いているけれど、本当にこう言いたいのかな」…
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文章を読みながら立ち止まって考えることは、
より深く考えることにつながる大切な習慣です。
読書を通して、自ら考える力を鍛えることにもつながります。
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❤︎読書以外でも"読解力"を鍛える
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リアルな体験が読解力につながります。
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リアルな体験は、感受性を活性化させます。
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本の中のバラエティに富んだ世界と、
自分のリアルな経験との間に合致する部分を発見できると、
読書がどんどん楽しくなりますし、
現実の自分の世界を広げることができます。
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本の世界の中だけでは、
どうしても現実につながりません。
いろいろなことを積極的に体験するとも大切です。
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❤︎ふだんの生活の中でできる読解力のトレーニング
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ふだんから"他人に任せない"ことを意識します。自分で判断し、自分で行動することです。
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自分が使ったものは、自分で片付ける……
こうした習慣や意識が身についていると、
周りの意見に流されず、
自分の意見をしっかり持つことができます。
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また、
自分の時間を意識して生活をデザインすることです。
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時間の使い方を考えることは、
物事を細分化して理解し、分析しますから、思考力のトレーニングになります。
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日常生活でも考えるクセがついていると、読書にもよい影響を与えられます。
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❤︎読書でポイントを分けて理解し、よく考えながら読む
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小説なら、
「この登場人物はどんな人物だろう」
「この場所はどこだろう」
「時間はいつだろう」
と、舞台のように空間化して読んでみましょう。
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このように細分化して読んでいくと、
物語の中の細かい部分に対する疑問が出てきます。
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このように集中して読んでいると、
細かく立ち止まって考えながら読むことができるので、
考える力や読解力を鍛えることにつながります。
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❤文章を要約する力
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人が文章を読むときは、
もともと要約しながら読んでいます。
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たとえば、
会話をしているときも映画を観ているときも、
「つまりこの人はこういうことを言おうとしているんだ」と考えるます。
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勉強するうえでのポイントは、
ふだん文章を読んで自然に思いついている要約を、
人に伝わりやすい文章になっているかどうかを意識して、書いてみるということです。
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❤︎要約の練習に適した教材
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小説を要約するのはボリュームがありすぎて難しいので、
文章の長さが1,000字~2,000字程度のものが適しています。
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社説や教科書に載っている文章もちょうどよい長さです。
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教科書なら、対応したワークなどを利用しながら、要約の問題に取り組んでみます。
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❤︎長文読解の問題は、一回で読み切る
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基本は問題文を一回で読み切ることです。
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難易度が高い問題ほど、
部分を読んだだけでは答えられない、
前後の関係を問うような問題が出題される傾向があります。
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一読で解答できなければ、十分な読解力が身についていません。
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❤︎国語のテストでは、問題文を読み解くだけでなく、出題者の意図も汲み取る
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出題する側は、設問によって必ず誘導するので、
出題者の意図を汲み取ることが、
正解する近道です。
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各大学の国語の入試問題にも、
出題の仕方に傾向がありますから、
過去問などでできるだけ傾向を把握しておけるとよいです。
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❤︎中高生の"読解力"を鍛えるために、親ができること
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親と子どもの間でも、本の感想を話し合う機会を作ってみてください。
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親から、「夏目漱石の『こころ』ってどういう話だったっけ?」とか、気楽な質問でいいんです。
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読んだ本のちょっとした質問を何かを投げかけることによって、お子さんが本の内容について考えるきっかけになります。
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その時は反応がなくても、
必ず何かしら考えることがあるはずです。
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❤︎まとめ
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私の塾では、
読むことを、学び方の基本にしています。
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漢字を覚え、語彙力を身につけ、長文を読むことを通じて、
文章の奥にある作者の思いをしっかり考え、アウトプットしてもらいます。
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そして、文章を、より深く理解できる力を育ててほしいと思っています。