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騒音・雑音は、子どものことばの習得の邪魔をする!

こんにちは、東大阪市瓢箪山ある個別塾アーガス進学会東大阪校(学びスタジオ)の奥川悦弘です。

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前回は、聴覚の敏感期についてお話をしました。
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今日は、騒音や雑音が子どもに与える影響について書かせていただきます。
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私たちは、毎日たくさんの"音"に囲まれて暮らしています。
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技術が進歩して、
モノが増えれば増えるほど、
"音"の種類や数は増えていきます。
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また、
何か特定の"音"をうるさく感じ不快に思うことは、よくあることですが、
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騒音や雑音はいったん気になり始めると、
集中力を邪魔するし、
イライラしたり不安な気持ちになったりと、
精神的にもあまりよいものではありません。
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一方、
子どもの成長にとっては、
騒音や雑音は、私たち大人が受けるのとはまた違った影響があるようです。
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"雑音は、大人よりも幼児に深刻な影響を与え、言語学習の妨げになる可能性がある"ということが明らかになりました。
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それは、雑音や騒音が、ことばの習得を邪魔することです。
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これは、全米科学振興協会から発表された内容です。
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❤︎騒音や雑音が幼児に与える影響
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騒音や雑音は、子どもの聴覚の発達に関係あるかどうかではなく、
ことばを覚える・理解するという、言語の習得に関係します。
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"雑音の多い環境では、子どもは目標とする音声(会話の相手の声など)を識別しにくくなる"ということです。
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これは特に年齢の低い乳幼児にはっきりしていて、
相手の声も周囲の雑音と同じレベルの"ノイズ"として認識してしまうそう。
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絶え間ない雑音(機械音など)に長時間さらされてきた赤ちゃんは、
お母さんの声に対しても反応が鈍くなってしまうというショッキングな結果もわかっています。
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❤︎子どもと大人では"聞こえ方"が違う
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また、
大人であれば、
騒がしい場所などで話をしていて、
相手の話に少しぐらい聞き取れない部分があったとしても、
話の流れから推測したり、これまでの経験から自然に補ったりして、普通に会話を続けることができます。
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そして、このような行動を、大人は無意識にあまりにも頻繁に日常的に行っています。
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けれども、
子どもはこれができません。
ことばがまだまだ未熟な子どもは、聞き落とした部分を埋めることができません。
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本の読み聞かせ中に、
突然聞こえる車のクラクションや、咳のような程度の雑音でも、
子どもの"聞こえ"は遮断され、話の内容が分からなくなってしまいます。
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❤︎思春期まで続く
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さらに覚えておきたいのは、
これは乳幼児に限った問題ではないということです。
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騒音の中で目標の音声を聞き分けて理解する能力というのは、思春期を迎える頃(10〜11歳ごろ)になってようやく完成するものなのだそうです。
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❤︎毎日の生活で気を付けたいこと
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❤︎テレビなどをつけっぱなしにしない
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子どもの周りでは、
テレビやラジオ、音の出るおもちゃなどをつけっぱなしにしないことです。
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静かな音楽が邪魔になるかについてははっきりとは分かっていませんが、少なくとも歌詞のある歌などはその可能性があります。
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❤︎話しかける時は目を見て
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話しかける時は、子どもの目を見てはっきりと話しましょう。
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特に周りが騒がしい場合は、子どもが自分の顔をちゃんと見ているか確認しましょう。
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口の形から言葉を推測する練習にもなります。
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❤︎言葉を選んで
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もし子どもが言葉を理解できない様子でも、そのままうやむやにしないことです。
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より簡単な言葉に置き換えてもう一度試してみましょう。
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❤︎子どもの"聞こえ"を確認
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子どもの行動に気になったら、聞こえているのか確認しょう。
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❤︎まとめ
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騒音や雑音と言っても、
全てを排除することは不可能です。
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今、コロナ禍で、マスクを着用したまま話かけをしなければならない場面が多くなっています。
口の動きや顔の表現が見えないまま、子どもは、話を聞かないといけないので、
子どものことばの習得への影響が心配です。
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少なくとも、
"子どもと大人では、雑音の中での聞こえ方が違う"ということは心に留めて、
子どもへの話かけを丁寧にすることを心がけたいですね!