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"いい先回り"と"悪い先回り"

こんにちは、東大阪市瓢箪山ある個別塾アーガス進学会東大阪校(学びスタジオ)の奥川悦弘です。

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昨日は、大阪府の公立高校の合格発表がありました。
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私の塾の生徒は、無事、合格してくれました。
でも、これから始まる高校生活が大切です。
気を引き締めて頑張ってほしいです。
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さて、
子どもには
志望校を合格させたい
失敗させたくない
と親なら思います。
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だから、子どもが失敗しないように、"先回り"して、手出し・口出しをしてしまいます。
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❤︎親の”先回り”が増えているわけ
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❶社会の情報化が進み、インターネットなどを通じて子育てに関する情報を知る機会が増えました。
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それらのたくさんの情報に基づいて、"先回りしてより良い子育てをしたい"と考える親が増えています。
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また、
❷少子化です。
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4人・5人子どもがいれば、子どもひとりひとりの子育てに十分に手をかけられません。
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今は、子どもが1人か2人の家族がほとんどです。
「絶対に子育てを成功させなければならない」といった意識が強く持つ親が増えています。
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❤︎子どもにはそれぞれペースがある
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いっぱい手をかけたのに、
子どもは親の思うとおりに育ってくれません。
子ども自身の発達するベースにあります。
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❤︎"悪い先回り"
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悪い先回りとは、子どもの力を奪ってしまう先回りのことです。
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なぜ子どもの力が奪われるかというと、
"失敗"の経験を積ませないからです。
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私たちは、失敗から多くのことを学びます。
でも、なんでもかんでも親が先回りをしてしまうと、子どもは失敗することなく育つことになる。親の先回りが、学びのチャンスを子どもから奪ってしまうのです。
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また、
親にあからさまに"手出し・口出し"されると、
子どもには子どもなりのプライドがあり、
そのプライドをくじくことになります。
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それが、親に反発し、やろうとしていたことを結局投げ出してしまうことにもなりかねません。
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❤︎失敗のバランス
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ただ、子どもに失敗をさせることが重要だと言っても、そのバランスは大切です。
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たとえば、
10回挑戦し9回失敗するようなことになれば、子どもはチャレンジする勇気を失ってしまいます。
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❤︎"いい先回り"
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そこで、
もう少し成功率を上げられるようなお膳立てをします。
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しかも、こっそりとお膳立てをします。
これが、"いい先回り"です。
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たとえば、
字の練習をするのに、細くて長いえんぴつではなく、持ちやすいように短くて太いえんぴつやクレヨンを用意する。
食器を洗うお手伝いをしてもらう時は、けがをしないように破れなくて軽いプラスチックの食器を洗ってもらう……
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それでうまくできたなら、しっかりと褒めてあげます。
そのことが、子どもの自己肯定感や、自分に対する信頼を高めていきます。

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❤︎まとめ
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親としては、
失敗させないように先回りしたり、あからさまに手出し・口出しするのではなく、
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子どもの行動をしっかり観察し、これまでの行動を考えて、予測して、あくまでもさりげなく”いい先回り”をすることが大切です。
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だから、
子どもをしっかりと見て、子どもが持つ可能性を最大限に伸ばす働きかけをすることが重要になります。
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❤︎勉強も先回りしない
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新しい内容を学ぶときは、わからないことがいっぱいです。それでいいんです。
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それを、先生がわかりやすいように噛み砕いて説明すると、子どもは受け身になり、考えなくなります。
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わからないことがあるから、子どもは試行錯誤して考えます。
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私の塾は、教科内容は教えませんが、
生徒がどこで躓いているかを観察して、その部分を読み直すことを暗に示します。
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自分で考えて問題を解決していく、この繰り返しが、学力を定着させると同時に、学ぶ意欲を高めることになると思っています。