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本日、娘が結婚しました!

こんにちは、東大阪瓢箪山にある個別塾アーガス進学会東大阪校(学びスタジオ)の奥川悦弘です。
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私ごとですが、本日2021年1月24日、上の娘が結婚しました。
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娘が、産声を上げてから25年、これから家庭を持つことになりました。
いろいろな出来事を通して、小さな心が愛情を分かち合うまでに育ってくれたんだなと感謝しています。
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ふと、心がどのようにして発達するのか考えて見ました。
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ドイツ出身アメリカの発達心理者のエリクソンは、人間の一生を"ライフサイクル"と捉え、精神発達の過程を8つの段階に分け、各段階にある課題を克服することで精神的発達を遂げると言っています。
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それでは、
❤️エリクソンのライフサイクル論(心理社会的発達理論)を説明します。
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❶ infancy(0~1才6カ月ごろ)
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発達課題は、"基本的信頼↔︎不信"です。
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「きっと誰かに助けてもらえる」と信じる"希望"の力を身につけます。
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反対に、誰からも望みを叶えてもらえなければ、「誰も助けてくれない」という不信感へと繋がります。
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❷ early childhood(1才6カ月~4才ごろ)
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発達課題は"自律性↔︎恥・疑惑"です。
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自分のことは自分ですることを通して子どもの自律性が育ちます。
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そこで大切なのは、やり方を繰り返し教え、自分でできるようになるまで待ってあげることです。子ども任せにすることで、子どもは"意志"という力を獲得できます。
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しかし、子どもが失敗しないようにと親がやってあげれば、「自分でやってみよう」という自律性が育ちません。
また、頑張っても失敗するたびに叱られ続けたら、「またダメだったらどうしよう」という羞恥心を覚え、チャレンジする意志を失ってしまいます。
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❸ play age(4~6才ごろ)
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発達課題は"積極性↔︎罪悪感"です。
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好奇心のままに挑戦を繰り返すことで、子どもは、まるで、真理を探究する科学者のように、自分の体力・知力・能力を確認しています。
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それなのに、「あれもダメ、これもダメ」と親に止められ、「これ何」と話しかけても「静かにして!」とうんざりされてばかりでは、子どもは、「やりたいことをするのは悪いこと」「知りたがることは悪いこと」と、罪悪感を覚えてしまいます。
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命の危険がある行為は制止し、公共の場での振る舞い方を教えつつ、やりたがることを十分体験させてあげれば、子どもは積極性と罪悪感のバランスをうまくとれるようになり、自分がなんのためにその行動をとるのかがわかる"目的意識"という力を獲得できます。
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❹ school age(5~12才ごろ)
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発達課題は"勤勉性↔︎劣等感"です。
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子どもが、学びをきちんとこなし、友だちと協力しながら役割を果たすようになると、やがて自信をつけ、自分には"能力"があるのだとわかります。また、学びの経験を通して勤勉さを育みます。
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一方で、学びの習慣を作れなかったり、友だちと助け合ったり共感したりといった経験が不十分では、他の子との優劣ばかりを意識するようになってしまいます。
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自分より優れている友人には、尊敬や共感ではなく劣等感を、自分のほうが優れていると思えば、健全な誇りや自信ではなく優越感を覚えてしまうのです。
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親としては、友だちと比較して子どもの劣等感や優越感をあおるのではなく、友だちと認め合い、高め合えるようアドバイスが大切です。
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❺ adolescence(12~18才ごろ)
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発達課題は"アイデンティティ↔︎アイデンティティの混乱"です。
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アイデンティティとは、自分とはどういう人間であるかを知ることです。自分が他人にどう見られているかということに関心を持つとともに、自分自身を客観的に見つめ、自分の価値や能力とともに短所も認識していきます。
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この時期は大人になるまでの猶予期間として社会的責任が免除された中、自己の生きがいを求めることが許されます。
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一方、アイデンティティを確立できず、自己嫌悪感と無力感を持ち、自らの人生において責任のある主観的選択ができなくなる状態がアイデンティティの混乱です。
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アイデンティティを確立するために必要なのは、価値観を共有できる親密な友人や尊敬する師の存在です。
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親との会話はそれまでよりも減少しますが、気持ちはつながっていますので、温かく見守ることが大切です。
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❻ young adult(18~40才ごろ)
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発達課題は"親密性↔︎孤立"です。
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親密性は、「相手に自分を賭けても自分を失わない関係」です。自己をしっかり確立したうえで、他者と親密な関係を結ぶ能力です。
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友人・恋人・配偶者などと、互いに信頼できる安定した関係を長く続ければ、"愛情"の力を得られます。
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しかし、これまでの発達課題を順調に克服できなかった場合、自己を確立できておらず、自分を失う恐怖に支配されるため、他者と積極的に関わることができません。表面的な付き合いしかできなかったり、人との関わりを拒絶したりして、孤独に陥ってしまうのです。
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❼ adulthood(40~65才ごろ)
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発達課題は"次世代育成能力↔︎停滞性"です。
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次世代育成能力は、前の世代の文化を引き継ぎ、自分の代で新たな創造を加え、次の世代に譲り渡すことです。
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家庭や職場、習い事などで上の世代から学んだことを、子どもなど下の世代に伝えていけば、"世話"の能力を得ることができます。
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お孫さんの世話を頼まれるかもしれませんね。孫の子守りは「創造的で生き生きと次の世代に関われる」チャンスですね。
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しかし、世代間のつながりをもたなかったり、次の世代のことなど眼中になかったりして、自分の世代・時代のことだけ考えていると、"停滞"と呼ばれる状況に陥ってしまいます。
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❽ mature age(65才以上)
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発達課題は"自己統合↔︎絶望"です。
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自己統合は、宇宙・地球・人間のように大きな歴史の流れのなかで、自分の人生の意味を見いだすことです。"賢さ"を獲得できます。
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思うようにいかなかった人生だとしても、「人生は山あり谷あり。だからおもしろい」など、うまく折り合いをつけられるのです。
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自分が存在した意味を、世代間のつながりのなかで位置づけます。自分に大切なものを託してくれた親や先生など先人の記憶が心に生き続け、自分の人生には意味があったのだと納得し、次世代に希望を託し、安らかに死を受け入ることができます。
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一方、前の世代から受け継いだものや次世代に残せるものもないと、自分が存在した意味を確認できず、絶望に陥ってしまいます。
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❤️人生とは、心の発達
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エリクソンの心の発達段階論を見てきました。
大切なのは、この順番だということです。前の段階の課題をクリアされていないと、次の段階に行けないということです。
クリアできていなければ、その段階まで年齢に関係なくもどってやり直さなければならないということです。
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わたしは、人の一生は、心の発達の一生だと思います。
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だからこそ、子ども一人一人の心の発達を大切にしていきたいと思います。
そんなことを、娘が結婚することで考えました。